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海外建設件数が過去最多

海外建設協会が2012年8月28日に韓国の建設企業682社が109カ国・地域で過去最高の1883件の工事を行っている事を伝えた。昨年末の1683件に比べ11.9%増えている。

しかし、この数値とは逆に海外で働ける人材が不足しており、各企業は社員に給料面以外にも非常にユーモアな条件を提示している企業がある。

その中の1社であるサムスンエンジニアリングは長期間海外で勤務する若い社員を対象に、結婚情報サービス会社と提携し、合コンやお見合いなどをセッティングしている。海外で1年以上勤務した未婚者が対象で、最大6人を紹介する。

韓国は日本と同じ少子化問題に直面していたがここ2年出生率が上昇しているのでこの勢いで韓国政府は少子化問題から抜けだしたいだろう。話を戻すが、勤め先である企業が社員に合コンやお見合いをセッティングしてくれるのは非常に良い福利厚生だ。また大宇建設も2011年11月から同様のプログラムを実施しているという。

海外派遣者不足に追われている大林産業は海外勤務を終了すると3週間の休暇を与えるほか、国内の休養施設の利用券を支給するなど、多様な福祉を提供している。手当てや人事面で優遇する企業もある。GS建設は通常の海外勤務手当とは別に、長期勤務者手当を支給することにした。単身赴任し、36カ月以上勤務すると、月60万ウォン(約4万円)の手当を支払う。イラクで新都市開発事業を受注したハンファ建設は海外派遣者に国内より1.9倍高い給料を支給している。治安が不安定な現地の事情を受け、10億ウォン相当の生命保険に加入させる。

大宇建設と大林産業は昇進審査で加算するなど、海外派遣者は人事面でも優遇している。中南米など新市場の開拓に向け、現代建設やサムスン物産などはスペイン語など外国語の教育を強化している。

日本の企業も韓国企業に負けないくらい社員向けへの福利厚生を充実してほしいと思う。

参考サイト
中央日報