建設ニュース

圏央道トンネル工事でまた地上陥没

2ヶ月前にも隣接トンネルで陥没事故

国土交通省 関東地方整備局 千葉国道事務所は12月28日、千葉県木更津市真里谷の圏央道山口トンネル工事(施工:佐藤工業)において、地上陥没を確認したと発表した。

圏央道の茂原~木更津区間では2ヶ月前の10月19日にも隣接する笠森トンネル工事(施工:飛島建設)においても地上陥没事故が起きている。

12月26日(日)11時50分頃にトンネル掘削中にトンネル天端より土砂崩落が発生した為、地上部及びトンネル内の経過観察を行っていたところ、12月28日(火)8時30分頃トンネル直上の地上部にある山林1箇所に7m×4mの陥没を確認した。

トンネル工事に従事している作業員を含め人的被害は無い。

トンネル内部については、堆積した土砂をセメントで吹付ける応急対策施工後、変位監視中。地上部の山林では、周辺地盤の高さ等の変位を監視中とのこと。

関東地方整備局は今後、技術検討委員会を設置する予定。