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IHI運搬機械デッキクレーン生産数、最多

デッキクレーン

IHI運搬機械は、愛知工場(愛知県知多市)で国内生産累計7,000台目となるデッキクレーンを完成させた。デッキクレーンの国内生産累計7,000台達成は、国内最多の実績。

 

デッキクレーンは、バラ積み船やコンテナ船、冷凍運搬船等の甲板上に設置し、海上輸送貨物の積み込みおよび陸揚げ作業に使用する荷役機械。上記の画像は、木材を積み上げている画です。このデッキクレーンは、新来島どっくが海外船主向けに建造するバラ積み船に搭載される吊上能力30トンと非常に能力が高いデッキクレーン。

 

 

この他にも特徴は下記の通り。

 

  • 断熱・防音材を使用し、快適な運転室
  • 操縦系統は単純で、かつ故障のないリンク方式で信頼性の高い操作
  • 各ブレーキは油圧ブロックとスプリングオンによるメカニカルブレーキを併用した方式で高い安全性
  • トータル荷役サイクルが短縮され、確実・スピーディな荷役

 

また、アフリカにある会社「PAENAL Yard(パイナルヤード)」はIHI運搬機械に最大級のジブクレーンを受注したという。ジブを有し、ジブ先端の滑車に巻上用ワイヤロープを通して荷をつる構造で、天井クレーンに次いで多く使用されています。このクレーンについては、2013年3月までに同造船所で運転開始となる予定。

 

ジブクレーンは他にも下記がある。

 

  • 低床ジブクレーン
  • 高脚ジブクレーン、片脚ジブクレーン
  • 塔形ジブクレーン
  • クライミング式ジブクレーン
  • つち形クレーン
  • 引込みクレーン
  • ポスト形ジブクレーン
  • 壁クレーン

 

この「PAENAL Yard(パイナルヤード)」は、海洋構造物を建造する造船会社で主にFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)建造時の大型モジュールの組立用として、本ジブクレーンが使用される予定。