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敷鉄板(敷き鉄板)を無断で売却し逮捕

2010年12月、新潟県村上市の重機リース会社から借りた5x20(ゴノニジュウ)と呼ばれる横6メートル、縦1.5メートルの敷鉄板(敷き鉄板)30枚を金属スクラップ会社に無断で売却としたとして東京都国立市西の会社員 関本恒平容疑者(34歳)を詐欺の疑いで新潟県警新潟東署は逮捕した。

 

売却額は、およそ400万近くでギャンブルや借金の返済に全て使用したという。

 

今回、逮捕された関本恒平容疑者は当時、金属スクラップの収集会社を経営。

金属スクラップ会社というのは、工事現場や建設現場で不要になった鉄くずを回収し、1キロあたり約24円で買い取り、鉄くずを溶かして新たに単管パイプやH鋼と呼ばれる建築資材に生まれ変わって使われるようになります。

そして、敷鉄板(敷き鉄板)が高値で売れるという事が分かっていた事もあり犯行に及んだ様子。

さらに今回以外にも敷鉄板(敷き鉄板)を160枚、売却額でいうと2000万以上の額を同様の手口で騙し取っていたとの事。

 

詐欺や盗難で逮捕される事は非常に良い事なのだが、被害に遭われた会社は商売道具でもある敷鉄板(敷き鉄板)が返却される事もなく、また売却額として返済もされる事はないのだ。

 

リース会社は新規取引する企業とは契約書と共に代表者の身分証明書のコピーなどを取るなどして対策をしっかり取らなければいけないようになってきたと思える。

 

基本的にはほとんどの企業がしっかりとした所ではあるが、このような詐欺・盗難を平気でする企業1社あるだけで余計な手間などが発生し非常にいい迷惑である。