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高速料金の割引見直し 実現なるか

トラック

 

トラック運送業界は、アベノミクスの恩恵を受けていないといっても過言ではないだろう。理由としては軽油価格の高騰や円安の影響である。つまり、景気が回復していると認識している企業は大企業のみくらいである。

 

全日空トラック協会は、軽油価格に対する補助金を求める動きを見せるのと同時に高速道路の割引を求めてきている。この実現は運送業界としては希望である。目標としては割引率を5割からさらに7割ほど引き上げるとの事。個人に対しては休日割引や深夜割引の割引率を減少させるなどの動きを見せているので、トラックなどの車には割引率の上昇を是非ともお願いしたい。

 

現在、トラックやラフタークレーンのガソリンや消耗品などの維持費は掛かる一方で荷物を目的地まで運ぶ際に頂く運賃がドンドン下がっている事で利益率が恐ろしいくらい少ないのである。かといって、人を雇うとしてもすぐに人材が集まらない事やトラックを用意しないといけないので、必然的にトラックを購入してから仕事するというマイナスからのスタートで、万が一最初は仕事があったとしても仕事がない場合、人件費や車検代は常に掛かってしまうので慎重な検討が必要である。

 

運賃が上がる事はそう期待できないので、政府の経済対策に期待が必然と募ってしまうのである。