建設ニュース

クレーンのアームで架線切断

ユニック付きトラックのアーム下げ忘れの状態

これはユニック付きのトラックドライバーであれば、必ずや一度はミスをしてしまう「クレーンアームの下げ忘れ」。

 

心理的にドライバーが次の現場に急いで行かないといけない場合などの焦りが生じている場合にクレーンアームを下げ忘れたまま走ってしまい架線や標識などを壊してしまうのです。上記の画像が、その状態で走行した場合です。

 

今回、この「クレーンアームの下げ忘れ」が起こってしまったのは2013年3月28日16時ごろ、岐阜県神戸町内にある養老鉄道線の踏切で、クレーンアームを架線を引っ掛け、これを切断する事故が起きた。人的な被害は無かったが、同線は一部区間が約4時間に渡って不通となった。

 

ちなみに橋脚、架線その他の鉄道施設を損傷し、3時間以上列車の運転を休止させた場合は事故の定義となり、運行管理者は自動車使用の本拠の位置を管轄する運輸監理部長または運輸支局長を経由して国土交通大臣に提出しなければいけません。

 

今回の場合は、約4時間の時間を休止させたという事で事故として詳細を提出しなければいけません。


この事故で、直接人が被害に遭う事はなかったが、長時間にもよる運行休止では多大な被害がでたのは否めない。

 

弊社としてもユニック付きトラックで運送事業を行なっているので、こういった事故は一切出ないように運行管理者やドライバーと一緒に協力しあって指導及び改善、対策を勧めていきたいと思う。