建設ニュース

インドに現地法人「シミズ・インド社」を設立

インドに現地法人「シミズ・インド社」を設立へ

~機動的な事業展開により旺盛な建設需要に対応~

清水建設(株)<代表取締役 宮本洋一>は、インド国内で機動的に事業展開し旺盛な建設需要に対応していくことを目的に、2011年4月1日付で「シミズ・インド社<社長 山村哲央>」を設立します。

登記上の本店所在地をニューデリーとし、事務所をバンガロールとグルガオンに設置します。

インドでは、経済成長が著しく、中間所得層の増大に代表される消費・購買力の上昇から内需が急速に拡大しており、同国に進出する日系企業が急増しています。在インド日本大使館の調査によると、2005年からインドに進出する日系企業は毎年50社を超え、2010年10月1日現在、駐在員事務所や現地法人の登録が計725社に達しています。これにともない日系企業発注の工場建設工事及び事務所内装工事等が急増しています。

当社は、1985年のナバシェバ港建設工事の受注を契機にインドに進出。 以後、工事受注の都度、社員をインドに駐在させていましたが、2005年6月に駐在員事務所を登録、継続的な工事受注が見込まれるようになった2007年10月以降、複数の工事事務所を設置し、建設需要に対応してきました。

一方、インドの法制上、現地法人化を図らない限りインド国内で営業・契約行為を行うことができず、かつ工事契約毎に建設事業登録が必要です。この為、当社の現行体制では、営業・契約行為は日本国内がベースになっており、かつ建設事業登録に時間と費用を要することからメンテナンス等の小規模工事に迅速な対応をすることが困難な状況となっています。そこで、現地法人・シミズ・インド社の設立を意思決定したものです。

なお、現在施工中の工事については、シミズ・インド社設立後も引き続き当社が施工、工事完成、引渡し、及び工事請負契約に定められている期間の保守までを行うこととし、顧客に対し不便をかけることなくサービスの提供を継続していきます。