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埼玉 建設残土が崩落し住宅2棟が全壊

建設残土

 

2012年11月16日、埼玉県皆野町金沢の山林に積んであった建設残土が、幅50メートル、長さ350メートルにわたって斜面を滑り落ちました。この建設残土は、2011年9月以降に地元の土木業者が県の許可を得て搬入し、高さおよそ10メートル、幅50メートルにわたって積み上げていましたが、埼玉県によると土木業者も県も残土が崩れる危険を見落としていたということです。

 

土木業者は、「被害を出してしまい、申し訳ありません。全力で復旧作業を進めます」と話し、 埼玉県の担当者も「県にも見落としがあった。早急な復旧を求め、原因の究明を急ぎたい。」としています。秩父農林振興センターでも原因調査を続けながら応急処置と原状回復などの計画書を業者に提出するよう指導。業者は崩落防止のためのブルーシートや、下流への押し出し防止のための土のうなどを設置した。

 

崩れた残土によって、73歳の女性が住む母屋と離れの合わせて2棟の木造住宅が全壊しましたが、当時、女性は家を留守にしていて無事でした。当時、住民は家を留守にしていて無事でした。

 

何より無事であった事が良かったのですが、つまり家に帰ってみたら、崩れて家がなくなっているという事で本人は途方に暮れたでしょうね。この73歳の女性に対して、崩れた家の修復作業、家が直るまでの住居など生活に関する補償は埼玉県と土木研究所会社が双方で対応してくれるかと思いますが、家具なども含めると非常に損害額が大きくなっていると思います。

 

また、崩れた残土で近くの県道前橋・長瀞線の立木や電柱が傾き、同線は116日と17日、一時通行止めとなった。近くを流れる沢もせき止められており、現在、水の吸い出し作業が行われている。